近年、副業の1つとして注目を集めているFX。「副業でFXを始めて、収益を増やしたいけど何からしたらいいのかわからない。」「FX取引していることが会社にバレたらクビになるの?」などの悩みを抱えている人も多いのではないでしょうか。
この記事ではサラリーマンがFXをする際の注意点やメリット、デメリットを紹介します。また、おすすめのFX会社3選や確定申告に関する税金周りも解説します。FXに興味がある方、副業としてFXを始めてみたい方はぜひ最後までご覧ください。
先にお伝えすると、サラリーマンにおすすめの3つのFX会社は以下の通りです。早くFXを始めたいという方は、今すぐ公式HPをチェックしましょう。
他のFX口座と比較したい場合は「FX口座おすすめランキング15選【初心者必見・徹底比較】FXの3つの注意点も紹介」をご参照ください。
目次
サラリーマンが初心者としてFXを始めて稼げるの?
サラリーマンが本当にFXで稼げるのか、と気になっている方が多いでしょう。FXは金融商品のひとつであり、利益は保証されていません。損失を出す可能性もあり、安定的な収入を求める方にはおすすめできません。「うまくいけば増やせるかも」くらいの感覚で取り組むのが良いでしょう。
実際のFX取引による収入についてデータを紹介します。
FX取引をしている人の一年間の収益を示したデータです。データによると、全体的に利益額が20万円未満の人が多いようです。次に、損失額が20万円以上50万円未満の人が多いことから、ほとんどの人は利益が出た場合20万円未満の利益が、失敗した場合20万から50万円未満の損失が出ています。
全世代を通して言えることは、FXでの収益が年間100万円を超えている人は10%ほどしかいません。また、10%近くの人が年間で100万円以上損しているということがわかります。
FXの日々のデータをチェックするには、チャートが必要不可欠です。「FXのチャートおすすめ5選!チャートを使いこなして稼げるトレーダーに」では、使い勝手の良いFXチャートをご紹介しておりますので、ぜひ参考にして下さい。
どうしたら稼げる?サラリーマンがFXで稼ぐためのポイント
世間のサラリーマンの中には、仕事が終わった後の数時間でFXを利用し数千万単位の利益をあげている人がいます。このようにサラリーマンがFXで稼ぐことは、不可能ではありません。
では、サラリーマンがFXを利用して稼ぐためには、どのような事に気を付ければよいのでしょうか。この項目では、サラリーマンがFXを利用して稼ぐための重要なポイントを解説します。
勝てるタイミングのみ取引する
FXを始めた内は、目標を定めて稼ごうとしすぎてしまい、無理なトレードを行いがちです。損失が出てしまった場合など焦る気持ちもわかりますが、堪えて自分が経験したことのある勝てる状況の相場に参加しましょう。
実際に取引していなくても結果の予想を立てるだけでも予想が当たれば勝てる状況を経験できます。相場に慣れていくと参加できる場面も多くなるはずなので、勝てるタイミングで取引をする感覚が重要です。
決まった時間帯のみ取引する
一日の大半を仕事に費やしているサラリーマンは、取引できる時間が限られています。仕事中に無理な取引をしようとすると、思わぬ損失が出てしまうかもしれません。仕事にも集中できなくなってしまうので、おすすめできないです。
日々の値動きを記憶し、経験を積みながら仕事以外の時間で取引を行いましょう。取引できる時間が限られているからこそ、決まった時間帯のみ取引するのが、おすすめです。
FX初心者が取引の際におさえておきたいポイントは「FXっていくらから始められるの?初心者が押さえておきたいポイント5選もご紹介!」でも詳しくご紹介していますので、併せてご覧ください。
副業禁止の会社はFXがばれるとクビになる?会社の就業規則によっては可能
FXが会社にばれる原因の一つに住民税の課税通知があります。FXで一年に20万円を超える利益が出ると税務署に確定申告をしなければなりません市役所は税務署から連絡された申告データをもとに住民税の課税通知書を会社あてに送ります。
会社の経理担当者は、送られた通知書から本業の給料に対する住民税よりも高い税金が記載されていることに気づき、副業収入があることを察知するのです。FXで就業規則に違反すると、給料カットや自宅謹慎など同僚や家族に迷惑をかけるだけでなく、昇進や昇給にも影響が出る可能性があります。上司や人事担当者からの口頭注意だけで済むケースもあるようです。
では、どのようにすればばれないのでしょうか。会社にばれない2つの方法を紹介します。会社にばれてしまうことを回避する方法を2つ紹介します。
1つ目は確定申告で普通徴収を申告することです。税務署に確定申告をする時に「普通徴収」を選択すると、FXの利益に対する税務署の課税通知は会社に送られません。代わりに自宅に納付書が届くので、市役所の窓口や銀行、コンビニなどの指定窓口で市民税を納付してしまえば良いのです。
2つ目は年間の利益を20万円以下に抑えることです。FXの利益を一年間(1月1日~12月31日)で20万円以下に抑えると税務署への確定申告の義務は発生しません。ただし、FXの利益の金額に関わらず住民税の申告は必要なので、その際も「普通徴収」を選択するのを忘れないようにしてください。
サラリーマンがFXをするメリットは?初心者は押さえておきたい3つのポイント
ここでは、サラリーマンがFXをするメリットについて解説します。平日の昼間に働いており、「副業で収入を得られたらいいな」とお小遣い感覚に考えているサラリーマンにとってFXは始めやすい投資と言えるでしょう。
FXはほかの投資には見られない個性的なメリットが3つあります。
- 数万円のような少額でも始められる
- 平日は24時間取引可能のため副業に向いている
- 外貨に比べて手数料が圧倒的に安い
上記の3つについて細かく説明していきます。
数万円のような小額でも始められる
FX最大の魅力は「レバレッジ」にあると言えます。「レバレッジ」とは金融機関にお金を預けることであり、少ないお金で多くのお金を取引できる仕組みです。
例えば、必要資金が10万円だとします。ここで最大のレバレッジである25倍を適用すると、取引に必要な資金は10万円の25分の1である4,000円になります。上記の理由から、数万円のような小額からでも始められるようになっているのです。
平日は24時間取引可能のため副業に向いている
為替レートは平日だと24時間動いているのでいつでも取引が可能です。土日は外国為替市場が休みとなりますが、月曜の早朝から土曜の早朝までは取引できます。
平日の昼間忙しく働いているサラリーマンの方には嬉しい特徴といえるでしょう。
外貨に比べて手数料が圧倒的に安い
通貨の売買にはほとんどの場合取引手数料はかかりません。しかし実際には為替レートには売る時と買う時の2種類があり、その2種類の差額が実質的な手数料となっています。この実質的な手数料を「スプレッド」と言います。
FXのスプレッドは非常に安く、外貨預金でかかる手数料の数十分の一、数百分の一で済むこともあります。
サラリーマンがFXをするデメリットは?トレーダーが気をつけるべき3つのポイント
次にサラリーマンがFXをする3つのデメリットについて解説します。ハイリスク・ハイリターン投資に分類されることや、週末は市場がお休みになることなどです。
- 為替変動は正確に予測を立てられない
- レバレッジで資金を失う可能性がある
- 土日は取引ができない
以上の3点について詳しく説明していきます。
為替変動は正確に予測を立てられない
為替レートは国内外の政治や経済の情勢によって大きな影響を受けます。予想外のことが起き、急激に変動することも起きます。値動きを時系列に記したチャートの形から今後の値動きを分析する方法も行われていますが、やはり万能というわけにはいきません。
レバレッジで資金を失う可能性がある
FXのメリットとして説明したように、FXはレバレッジを使用することで資金以上の額面を動かせます。レバレッジは利益を増やし、投資の効率を高めてくれる反面、予想が外れた場合は損失も大きくなることもあります。
レバレッジは最大25倍までかけられますが、必ず利益が25倍になるわけではなく、損失が25倍になる可能性もあります。相場の変動が激しい時には、場合によっては預けた金額以上の損失出てしまうので注意して取引しましょう。
土日は取引ができない
サラリーマンの休日は土曜日と日曜日であることが一般的です。しかし週末は外国為替市場もお休みとなるため、レートは変動せず、注文を出しても約定しません。FX会社によっては週末にシステムメンテナンスを行う場合もあるので、ゆっくりとチャート分析を行うこともできない場合もあります。
サラリーマンがFXで失敗する理由3選
ここではサラリーマンがFXで失敗する理由を3つ紹介します。始める前に失敗する理由を知っておくことで、FXトレード時の収益の増加とストレスの軽減につながります。
継続して稼げるトレーダーになるためにも失敗する理由を知っておきましょう。
損切りをしない
「すぐに損切りできない」というのがFX初心者のサラリーマンがお金を失う主な理由です。損切りとは、損失を最小限にとどめるために損失額がまだ少ない段階で取引を終えることです。
トレーダーの最も重要な仕事は損失の制限です。リスク管理計画をしっかり立て、どこで損切りするかを理解しておくことが必要になります。
小額の金額でのトレードをする
投資金額が少なすぎる場合、高確率で負けてしまいます。少額でトレードすると少しの為替変動で強制決済(ロスカット)されてしまいます。強制決済(ロスカット)とは、トレーダーの損失額が一定水準に達したとき、損失がさらに拡大することを防ぐために取引システムが自動的に取引を終了させる機能です。
少ない資金でトレードすると、少しの為替変動で強制決済されてしまうので余裕を持った取引ができません。最低10万円の資金を用意してトレードを始めるようにしましょう。
少額からの取引に関しては「FXは初心者でも少額から稼げる?少額からの始め方やおすすめの口座5つを紹介 」でも、解説していますので、併せてご覧ください。
高レバレッジでの取引をする
レバレッジを高くしすぎると資金の余裕がなくなり、小さな為替変動で強制決済されてしまいます。為替相場は一時的な上下を繰り返すものです。ある時点では予想と逆に動いていたとしても、時間がたてば予想の方向に動く傾向にあります。
一時的な損に耐えていれば後々儲かっていた場面でも、高レバレッジで取引していると儲かる前に強制決済されてしまい利益が出にくくなってしまうのです。
サラリーマンにおすすめのFX会社3選
ここからはサラリーマンにおすすめのFX会社を3つ紹介します。サーバーが安定していることやチャートが見やすいこと、約定のスピードなど重視すべき点はいくつかあります。
以下におすすめのFX会社をご紹介するのでぜひ参考にしてみてください。
①LIGHT FX|直感で操作しやすい取引画面と24時間対応のサポートが魅力
引用元:LIGHT FX公式HP
LIGHT FXはFX年間ランキングスワップ部門での第一位の実績があります。(※)高水準のスワップに加えて、最低取引単位1000通貨から取引が始められるため、初心者も安心の低リスクの取引が行えます。1000通貨からの取引が可能のため簡単に始められることも人気な理由です。
取引単位 | 取引コスト | スワップ(12月平均) |
1,000通貨単位 | 0.2銭(米ドル/円) | 5.8円(買い)-8.8円(売り)(米ドル/円) |
②DMM FX|取引口座数は国内1位の会社で現金に交換できるポイント制度がある!
引用元:DMM FX公式HP
DMM FXは出勤手数料や口座維持手数料などの諸々の手数料が無料です。そのため、コストを気にせずトレードすることができます。また、ラインでの問い合わせも受け付けているため、気軽に問い合わせることも出来るようになっています。
取引単位 | 取引コスト | スワップ(12月平均) |
1,0000通貨単位 | 0.2銭(米ドル/円) | 4.3円 (買い)14.6円 (売り)(米ドル/円) |
DMM FXについては「DMM FXの評判は?利用者の口コミをもとにメリット・デメリットを徹底解説!」にて、より詳しく解説していますので併せてご覧ください。
③GMOクリック証券|スプレッドが業界最小水準なので取引コストを少なくできる
引用元:GMOクリック証券公式HP
GMOクリック証券のFX取引高は2020年現在で7年間世界一を誇っています。パソコンだけでなくスマホやモバイルからも取引できるツールを提供しているためシーンを選ばず取引できます。高性能なツールは見やすく、初心者にもわかりやすいです。
取引単位 | 取引コスト | スワップ(12月平均) |
1,0000通貨単位 | 0.2銭(米ドル/円) | 1.7円(買い)-10.8円(売り)(米ドル/円) |
GMOクリック証券については「GMOクリック証券の評判は良い?口コミをもとにメリット・デメリットを解説!」にて、より詳しく解説していますので併せてご覧ください。
FXの確定申告、税金周りを解決する手法とは?
次にFXの確定申告、税金回りを解決する手法を説明します。先ほども説明した通り、FXで20万円以上の利益が出た場合、確定申告が必要です。しかし、20万円未満の利益だったとしても確定申告を行うことで得する場合があります。
なお、税率はFX取引の場合は分離課税なので20.315%で一律です。
FXで得た収益は基本的に確定申告が必要である
FXは株取引とは違い特定口座の制度がないため、原則確定申告が必要です。しかし年収2,000万円以下のサラリーマンで給与所得と退職所得以外の所得が20万円以下の場合には申告は不要です。
FXから得た利益は雑所得になり、申告分離課税(ほかの所得と合算せずに、特定の所得に対してそれぞれの計算式で課税すること)になります。
FXでの収益にかかる税率は一律で20.315%である
FXで得た利益は先ほど述べたように雑所得に区分され、所得税15%+地方税5%の20%で課税されます。
ただし、2013年1月1日から2037年12月31日までの期間は「東日本大震災からの復興のための施策を実施する為に必要な財源の確保に関する特別措置法」に基づいて、この期間の税率は20.315%となります。
必要経費を計上することで節税が可能である
FXにかかった経費は利益から差し引くことが可能です。経費を差し引くことで節税対策にもなります。どのようなものが必要経費にあたるのか、5つほど説明していきます。
- 通信費
- セミナー受講費
- 交通費
- 新聞、書籍費
- 手数料
「通信費」は、FX取引に利用したインターネットプロバイダーの利用料金や電話料金などです。
「セミナー受講費」は、FX取引に関わるセミナーに参加した際の受講費やコンサルティングを受ける費用です。
「交通費」は、FX専門家や同業者との打ち合わせ、セミナーなどに行くときにかかった交通費のことを表します。ほかにも、経費として認められるものはあります。何を経費にできるかは税理士に相談するか、事前に税務署に相談すると良いでしょう。
源泉徴収票や取引報告書と合わせて税務署から申告書類を得る必要である
FXで出た利益または損失分について確定申告を行う場合には、通常の確定申告時に必要な書類に加えて別途必要な書類があるので注意しましょう。
FXの確定申告で使う申告書は確定申告書Bと分離課税用の第三表です。確定申告書Bとは、確定申告に必要な書類で、収入・所得・所得控除の内訳等を記載します。分離課税用の第三表とは、分離課税の所得があるときに使う書類です。FXの利益に対する税額、FXの収入を記載する際に必要です。
初心者の方には確定申告書の記入方法については分かりづらい点が多々あります。不明な点や質問があれば税理士に相談するのがおすすめです。
まとめ:仕事の空いた時間に副業感覚でFX取引をしてみよう
サラリーマンに副業として人気のあるFX。始める際に知っておくべきことをご紹介しました。初心者にも分かりやすく安全に始められるため、前述の3つの会社の利用をおすすめします。最後におさらいとして注意点を記載します。
初心者のサラリーマンがFXを始める際の注意点は以下の4つです。
- 高レバレッジでの取引はしない
- 損切りは必ず行う
- 会社にばれたくない場合は2つの方法で回避する
- 確定申告に関する情報を理解する
以上の点を守れば、誰でも安全にお小遣い感覚でFXを始めることができます。本業をおろそかにしないトレードスタイルで勝ち組を目指しましょう。
この記事で紹介した3つのFX会社を以下にまとめていますので、ぜひ公式HPでチェックしてみてください。