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イデコは拠出時に全額所得控除があります。所得税率5%の人は拠出額の実質15%OFF、所得税率10%の人で拠出額の実質20%OFFと、お得に拠出できます。
一方で出口では課税されます。このため、非課税ではなく、課税繰り延べになります。(資産額が低い場合は、元利合計しても退職所得控除の枠内に収まって、納税額ゼロになることはあります。)
「課税繰り延べ」は、納税時期が後になります。納税までの間、資金を運用することができます。
イデコに月2万3千円(2026年時点での企業年金のないサラリーマンの満額)を拠出し、38年運用した想定で試算してみます。
まずは年利回り6%の場合です。
拠出時は無税で運用し、税引き前3832万円になります。受け取り時に295万円納税し、手元には3537万円残ります。
比較のためにニーサで運用した場合も載せています。ニーサの場合は、拠出時に所得税5%住民税10%で158万円納税し、納税後の額を運用し、3305万円になります。運用後は非課税なので、手元に3305万円残ります。
同様に、利回り8%の場合、利回り10%の場合も試算してみました。
利回り8%の場合は、手元に残る金額は、イデコ5486万円、ニーサ5410万円となりました。
利回り10%の場合は、手元に残る金額は、イデコ8601万円、ニーサ9026万円となりました。
イデコ出口課税が累進課税のため、大きく利益が出た場合は、ニーサよりも手元に残る額が少ない場合がありますね。
イデコやニーサについて語る時、「●●円の節税になります」といった話がよく出ると思います。しかし、私は「手元のお金がいくらになるか」がより重要だと考えています。
この観点からすると、イデコの課税繰り延べを活用して、納税すべきお金を納税するまでの期間運用する、と資産をより増やせると考えられます。利回り6%の場合だと、納税額でイデコ>ニーサとなりますが、手元に残る金額もイデコ>ニーサとなります。
イデコの受取時の税額は累進課税のため、すごく運用成果が伸びた場合には、納税額でも手元に残る金額でもニーサに負ける場合はあります。資産運用に自信のある方はイデコよりニーサ優先が良いかもしれません。
拠出金額や年数などを変えて試算してみたい方は、iDeCo出口シミュレーションをごらんください。

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